鋼の錬金術師 FULLMETAL ALCHEMIST 第６話「希望の道」

「それでもイシュヴァールの内乱では十分威力を発揮した。リオールのエセ教主もそうだ。不完全品とはいえ、奴の能力は確実に底上げされていた。それだけのモノを作り出せるって事は、研究次第では完全品も夢じゃない…」

　エドは、アルと自分の体を取り戻す為に賢者の石を求めているって言ってるんだけど、どうもタッカーが持っていた様な危うさ、錬金術師としての業、知識の探究に目を奪われてる様にも見えるんだよなあ。もちろん、エドの語る目的も真実なんだろうけど、なんつーか知識の探求の為になら目的を失ってしまうかもしれない怖さを感じちゃうんだよなあ。母親を練成した時と同じ様に、火遊びにのめり込んでしまう子供の様で、ハラハラするんだよねぇ。

　それでも、マルコーがエドに記録を託したのは、分からない故に前に突き進める若者の可能性に、禁忌を冒し地獄を見みて、それでもなお目の前に現れたエドの強さに自分達とは違う結果をもたらすかもしれないと希望を感じたからなのかもなあ…。

　しかし、マルコーに“あんなもの”と言わせる賢者の石って、一体何なんだろ？

「メンテナンスに来る時は、先に電話入れろっていったでしょ！！」

　ウィンリィのサッパリした性格いいね～。なよなよした雰囲気をまったく感じさせない所がめっちゃ素敵。エド（とアル）が旅立つときも普段どおり自然に送り出していたけど、でも、もしかすると、エドをサポートすると決めたウィンリィの精一杯の努力の上で成り立っている態度なのかもなぁ。急ぎたいエドの為に徹夜を続けて、しかも、おかげで丸一日寝てしまうほど眠かったはずなのに、それでも出発の時には送り出す為に姿を現したりとか、エドに対する愛情をすごく感じるんだよなあ。エドの方もなんか分かってる感じで、テレを隠して出発のあいさつをしていた様にも見えるし…。なんか良いなあこの二人。

「あっ…。あれっ？？」

　エドとウィンリィってなんか似てるなあ。リアクションも、技術に対してオタクすぎる所も（笑）

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