ソウルイーター 第13話 「魔眼の男~ソウルとマカ、ズレゆく魂の波長?~」(2)
武無光陣さんにコメントをいただいて、返答をまとめていたら思ったより長くなってしまったので、別記事としてあげる事にしました。
> マカは、そもそもソウルの身体に黒血が入ったことを知りませんよ?
言葉足らずですいません。マカはもちろんその事を知りません。ただ、マカはソウルの様子が変わってしまった事に気が付いているにもかかわらず、その事を責めるばかりでソウルの変化の理由を想像する事すらしていなかった点が気にかかったのです。それに対してソウルは、自分の問題を抱える様になってからもマカへの気遣い(メデューサ先生に相談した時も、今回のフリーとの戦いの最中でも)を忘れていなかったので、どうしてもマカが甘えている様に見えちゃうなぁと感じた訳です。
また、椿に叱られるほどの喧嘩になってしまったのは、シュタイン博士の特訓によって二人の精神状態があまりよろしくない状況にあった所為ではあるんですが、同時に普段から精神的にソウルがマカを支えている構造にも一因があるんじゃないかとも感じてます。
「黙れよ、うるせえな!マカに何がわかんだよ!」
ラグナロクとの戦いで死にそうな目にあったソウルが保健室のベッドで悪夢から目覚めたとき、ソウルはマカに心配かけまいと「大丈夫だ」と伝えるだけで、その後もいっぱいいっぱいに見えるマカに相談したりしませんでした。この事は、マカを気遣っての事ですので、職人を守る武器としてもそれほど悪い判断では無いと思えます。ですが別な見方をすれば、ソウルが悩み事をマカに相談しないのはマカを信頼していないためだとも言えます。
一方のマカもソウルの事を甲斐甲斐しく看病していましたが、どちらかというと「強いソウル」の足を引っ張ってしまった事に対する後悔の念が強く、申し訳ないという思いで看病している様に見えます。こちも別段悪いことでもないのですが、ソウルが自分と同じ様に悩んだり悔やんだりする成長途中にある等身大の少年であるという視点が欠けているような感じでした。
そんな状態ですからマカはソウルに何でもぶつけられるけど、ソウルはマカに全てをぶつける事が出来ない関係となっていました。このバランスの悪い関係が相互理解を阻害していて、行き違いの原因になっているという訳です。
シュタイン博士の特訓はそんな関係を打破し、お互いがお互いを理解し全てをさらけ出せる関係にするための特訓だったんだと思います。そして、もし普段からソウルがマカに頼る事がある様な、またマカがソウルに頼り切っていない関係でだったのであれば、本当の原因は何であれ死にそうな目にあったソウルの心の状態に目を向ける事が出来たんじゃないかなあ。とも思うのですよ。
「私はソウルと強くなりたい」
もちろんマカはそんなふうに守られているだけの関係が嫌で、ソウルに負担ばかり掛けさせない様に自分が強くなるためシュタイン博士に相談したんですが、“自分が”という部分が強すぎてソウルという存在に目を向ける余裕がますます無くなってしまう。まあ、目的のために目的を忘れるといった感じだったんだけど、そんな弱さを抱えたマカが様々な要素を見て聞いて知り気が付き、一歩一歩成長していく姿はホント良いですね~。
ただ、あとりあえずソウルとの関係は一段落したんですが、ソウルに対する感情が戦いの中でソウルを失うってしまう可能性に対する不安感の克服や責任感が中心で、ソウルの事を思いやる様子とはちょっと違うところは気になるなあ。黒血の問題もあるし・・・やっぱ不安だ。(これはデスサイズ視点的な見方かも^^;)てな訳で、今後もドキドキしながらマカの成長を見守っていきたいと思います^^
■ソウルイーター キャラクターソング1 ソウル(内山昴輝) マカ(小見川千明)
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