狼と香辛料 第十三幕 「狼と新たな旅立ち」
面白かった~。ロレンスとホロの甘い駆け引きをとっても楽しく見れたんですが、同時に様々な出来事の中で見せるロレンスの商人としての駆け引きが非常によいスパイスとして機能していて(逆か?笑)、楽し過ぎて12話をあっという間に駆け抜けて行ってしまった感じですね~。いやもう、早過ぎですよ!ほんと毎週楽しみだったんで、もっと見ていたかったなあ。まだまだ原作あるし、ぜひ続きもやってほしいね。
それはそうと、初見で館長の買い取りが今一分んなかったので、ちょっと整理してみた。
1)47リュミオーネの借金を抱えたロレンスはレメリオに金の密輸を持ちかける
2)レメリオ商会はロレンスの話に乗り600リュミオーネ分の金の購入を決断する
3)実はレメリオ商会は資金の調達ができず、100リュミオーネ分だけしか購入できなかった
4)そのため、ロレンスに分け前を支払うと儲けが無くなるため、ロレンスを裏切った
5)危機を脱したロレンスはそれに気がつき、ノーラに密輸をまかせ先行してレメリオ商会へ
6)裏切りをネタに密輸の金を500リュミオーネで買い取らせる
7)この500リュミオーネは10年で返済するもの(つまり、年50リュミオーネ)で、返済先はローエン商業組合へとし、すぐさま証書を作る
8)館長はその証書を30リュミオーネで買い取り、取引(密輸した金のレメリオ商会への引き渡し)が成功しだい100リュミオーネを支払う事を約束する
んで、10年先の借金を換金するというのは証書を売る事が出来るという事なんだけど、ピンと来なかったのは30+100の130リュミオーネでの買い取り。安くねーかなあと思ったし、ロレンスも一瞬そんな反応をするんだけど、すぐさまロレンスは礼を述べるんだよね。
「お前も一人前の行商人になったものだなあ」
でも、よく考えてみれば10年で500リュミオーネが回収できる証書とは言え、レメリオ商会が潰れる可能性だってあるから(今回だって取引品の急激な価格変化によるものとは言え、失敗して潰れそうだったわけだし)、それなりのリスクはあるんだよね。当然時間はかかるしさ。それをほぼ即金の130リュミオーネで買い取るんだからかなりの温情とも取れるし、しかも、商館に利益をもたらせたとなれば組合の中での立場も良くなるかもしれない。その辺の天秤をロレンスが一瞬で判断したからこその館長のセリフだったのではないかなあ。うーむ。深いなあ。
■旅の途中 清浦夏実 オープニングテーマ
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