ハヤテのごとく! 第47話 「そりゃ安室には帰れる場所があったでしょうけど・・・」
臨時の新しい執事が来るとの事で、ハヤテが嫉妬するというお話なのですが・・・。どっちかって言うと、天の声が言っていたドラえもんのエピソードと同じ様に、ハヤテが自己の存在の危機に対して焦りを見せるという話だったよなあ。ナギの執事って、両親に売られてしまう様なハヤテにとって、初めて得た、お嬢様に与えてもらった大切な場所だからねえ。伊澄の所に売られてしまった時はナギの執事たる存在がハヤテしかいなかったので何とか自分を取り戻せたけど、そこに自分と同等以上の存在が介入してくれば、そりゃ焦るよなあ。
ハヤテが感じる自分が必要じゃないんじゃないかという恐ろしさ。ナギも咲夜も幸せな環境の中にいるがゆえに、ハヤテの感じていた危機感を理解できず単なる嫉妬と判断しちゃうんだけど、13号が負の感情を知らないがゆえに人間の嫉妬を理解できなかったって描写と上手くセットになってるなあって感じたですよ。このギャップがハヤテとナギの関係を決定づけているんだけど、知らない事を理解する事は並大抵のことじゃないから、二人の間にある溝はなかなか埋まらないんだよねぇ。
それにしても、そんな危機を感じつつもお嬢様の為になるのであればと、身を引く事も考えるハヤテは相変わらず人が良さすぎるよ・・・。というか、この「自分がどうしたいか?」という判断で無い主体性の無さが帝やキリカに突っ込まれる原因でもあると思うんだけどね^^;
「って言うか、これってホントに感謝されてるのかな?」
あと、結構面白いなあと思ったのがこれ。人間とロボットの関係は古くから様々な物語で描かれてきたけど、人間の様に振舞うロボットと人間との違いがどこにあるのかって話は永遠の命題だよなあ。お礼を言う自動販売機は単純な機械だし今の技術で十分出来る、どこにでもある装置だけど、これが複雑化してあらゆる状況に対して返答出来る様になった時、それが人間にとって一体どういう存在になるのかってのは興味あるなあ。13号がナギに渡したマンガも人と機械の関係を非常に興味深く描いているんで、とってもお薦めですよ~。
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