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狼と香辛料 第四幕 「狼と無力な相棒」

狼と香辛料 第1巻(限定パック)
3話収録 狼と香辛料
電撃文庫
支倉 凍砂

 ずっと長い間、村の為に力を使っていたけど感謝されるどころか理解されず気まぐれと思われ、あるいは憎まれたり、狼の姿を見せれば恐れられただろうし、新たに友となる様な者もいない。昔いた友と呼べるほどの者達は皆死に、一人ぼっちで誰かに寄り添う事も出来ない。うーむ、そんな状況想像もつかないけど、恐ろしいほどの寂しさなんだろうなあ。丸っきり一人きりならまだしも、村はそれなりに賑やかだっただろうから余計にね。そんな中で、たまたま訪れたロレンスのと出会いはホロにとって僥倖と言えるほどのモノだったんでしょうね~。

 ロレンスにとっては美人だけど少し変わった女の子でしかないので、自分の人生をかけて執着するほどでは無い。もちろん嫌いじゃないし仲良くはなれたから、目の前で他の男と仲良くされれば多少ヤキモチは焼くけど(笑)まあ、そんな程度。

 でも、自分の正体を知っても、そんな風に人間の女の子に対する様な当たり前の反応をしてくれたロレンスだからこそ、ホロにとっては余計にありがたい存在になっていたんだと思うのですよ。それこそ、自分の身の危険も顧みず囮になるほどね。

 その想いを知ったロレンスがミローネ商会で見せた怒りと失望は良かったなあ。弱さをさらけ出し、自分の為に命を賭けてくれたホロの信頼に答えられない無力感は相当なものだったと思うんだけど、それを自分の責任として受け止めているロレンスの人柄が感じられてね。

 そんな訳でホロのピンチで引きとなったのですが、現れたのは誰だろう?次回はロレンスがホロから受け取った麦がカギになるのかな~。楽しみ楽しみ。

■旅の途中 清浦夏実 オープニングテーマ
■リンゴ日和 ROCKY CHACK エンディングテーマ
■狼と香辛料 original soundtracks サントラ (amazon)

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ロレンスは、銀貨切り上げ話のカラクリに気付き、ミローネ商会に情報を持ち込む。 調べると莫大な利権の裏取り引きの存在がわかる。 情報提供の分け前にロレンスは、夢の自前の店ができると喜ぶが、ホロは浮かない顔…。 ... [続きを読む]

受信: 2008年2月 6日 (水) 00時48分

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