精霊の守り人 第十七話 「水車燃ゆ」
チャグムを殺そうとしていた側の人間が、問題が解決したからチャグムを引き渡せって言ってもなぁ。もう少し交渉の方法ってのがあるだろうに・・・。突然だったって事を割り引いたとしても、ちょっとね。自分が違うんだとしても、その前提で説得しないと流石に相手(バルサ)は信用しないでしょ。バルサがチャグムの命を守るために動いていたのは明らかなんだし。シュガって頭はいいし、できる男なんだけど、役人ぽい偉そうな感が強くて交渉には向いてないな。まあ、間が悪かったってのもあるけどね。
それにしてもトーヤは悔しいだろうなぁ。追っ手の中に棟梁がいたら、そりゃあ水車小屋がばれたのは自分のヘマだと思うわな。ただ、はっきり言って狩人はプロ中のプロだから仕方が無いよ。チームで動いているし、レベルが違いすぎる。それより、水車を燃やす一手が凄いね。確かにあの状況でバルサの行く先が分かる証拠(地図)を消しつつ、バルサに異常事態を知らせるにはあれしかないけど、命の危険―焼け死ぬか、狩人達に殺されるか―があるし、そもそも気づけるかどうか。いくらバルサでも、あれだけの敵が待ち構えている中に入ったら勝ち目はなかったし、この一手はほんと大きい。誇っていいね。
「この恩は一生忘れないよ」
ただまあ、連絡とる手段が無いから効果があったかどうか分からないからな~。トーヤはしばらく不安を抱えたまま暮らす事になるし、伝わらなくても感謝の言葉を口に出さずにはいられなかったバルサの気持ちがわかるなあ。
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