DARKER THAN BLACK -黒の契約者- 第十四話「銀色の夜、こころは水面に揺れることなく・・・(後編)」
「所詮ドールだ」
ヘイの嘘つき(笑)
さて、今回はキルシーをストーカー(違)から守るため温泉に向かう事とになったのですが、なんとキコちゃんは20歳を越えていることが判明しましたよ。しかも、中々の役立たずッぷりが素敵。一応仕事なんだし酔っ払って寝るなよ(笑)あー、でもあれで給料出るならいい職場かもなー。薄給だろうけどね。
インを狙う追跡者・イツァークはインの観測霊を手に入れているため、水が近くにある限りインがどこにいようと捕捉出来るようです。この能力って、元の所有者と同じ様に使えるみたいだけど他の制限が無いんだとしたたかなり使えるなぁ。でも、元の所有者の事しか分からないんだとしたらちょっと微妙かも。ベルタの能力は実はむちゃくちゃ凄かったです。離れた相手に攻撃が出来るのであれば(前回イツァークを取り押さえていたヘイの心臓を止めなかった事を考えると範囲攻撃的な弱点はあるようですが)、ヘイやノーベンバー11の様な接触を必要とする様な能力とは段違いの有用性がありますよ。もしかすると凄いコンビなのかも。まあ、2人にもっとやる気があればだけどね。なんて言うか、枯れた感じだったからなぁ。最後まで悲しいまま退場しちゃったし・・・。
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インはエーリスに、過去の事は事実として覚えているけどその事に対する感情は既に無い事を伝えます。また、ヘイがやってきた時インは心が動く事を期待して自ら逃げた事を明らかにします。つまり、インはキルシーとしての彼女‐過去の自分ではなく、今ここでインとして生きている自分を自覚しているという事を示したのです。
「顔や言葉に出せなくたってあの子心の中じゃ泣いてんだ!分かるか!人形扱いしていい人間なんざ、この世のどこにもいねぇんだ!」
久良沢の言葉にもありましたが、インは自分の思いを表に出す事が出来ません。恐らく、自分でも自分の感情に関する自覚が薄いのだとも思います。(契約者もそうなのですが、契約者よりも症状が重いといった感じです)それ故に、自分の中に戻りつつある感情が本当に自分のものなのか、自分が人間なのかを確かめたかったのかもしれません。
一方、ヘイはニックとの一件で自分が自分の周りにいるものを如何に信用していなくて、且つ一緒にいてくれる友達・仲間といったものを求めていたかを自覚します。インはドールらしくないとは言え、ドールであるが故に稚拙な意思表示しか出来ません。だからこそ、ヘイはインが少しずつ見せてきた人間らしい行動に嘘が無い事が分かったのだと思います。傷ついたヘイをそっと見守り、月のごとく輝く観測霊たちを見つめ涙を流すインは、ヘイにとっては既にドールという道具ではなく、彼が信用できる唯一の人間となっていたのでしょう。だから、ヘイはインを自分の仲間‐人間として扱った上で、彼女の未来を彼女の意志に任せました。ただ、ヘイはシスコンみたいなので、妹っぽく見えるものを本能的に守ろうとしているという疑念も捨て切れませんが(笑)
まあ、何はともあれ、今回はね、もうあれですよ。自分を人間として見てくれたヘイに対し、微笑を返そうとするけど表情を変えられないインが、指で笑顔を作るシーン。このシーンを見れただけで、もう大満足です。
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